中国の「国宝」であるパンダというと、目の周りが黒いというのがその特徴。しかし、中国のネット上ではこのほど、四川省の成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地に、目の周りが白くなっているパンダがいると、心配する声が上がっている。その原因は何なのだろう?
このあいだまで、元気に職員と遊びまわっていたパンダの「奇一(チーイー)」の目の周りが最近、白くなってしまった。
同基地の職員は、「ダニが原因。四川省は湿気が高く、細菌が繁殖しやすい環境で、それに加えて一部のパンダは敏感であるため、ダニからの感染症に感染しやすい」と説明している。同じような症状が、パンダの保護区・臥龍自然保護区にいるパンダにも出ているという。ただ、ダニからの感染は偶発的なもので、感染力は弱い。同基地で、感染しているパンダは10頭に満たない。これまでの治療の効果があまり見られないため、同基地ではすでに外国から新しい薬を購入したという。現在、薬の安全性のテストを行っており、安全性が確認されてから、治療に導入されるという。(編集KN)
「人民網日本語版」2018年1月30日
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