中国の大手スマホメーカー・華為(ファーウェイ)と、決済ブランド・銀聯(UnionPay)は1日、モバイル決済サービス・Huawei Payのグローバル化を推進し、海外でも利用できるよう関連の提携を加速させることで合意した。2社がHuawei Payの海外進出を行ったのはこれが初となる。北京日報が報じた。
今後、海外で華為や栄耀のスマホを使っている人は、Huawei Payの機能が搭載されているスマホに銀聯カードを追加すれば、銀聯の決済サービス「雲閃付」(クイックパス)が使えるPOSレジで、指紋認証で決済を済ませることができる。Huawei Payはセキュリティにおいて、全端末を対象とした解決策を採用して、安全性を保ち、さらに、最新技術を採用して、カード所有者の個人情報を保護する。
中国初のセキュリティチップ(TPM)に基づくモバイル決済業務を展開するHuawei Payは現時点で、銀行66行と提携し、スマホやスマートウォッチなど20種類の端末もカバーしている。2017年、Huawei Payを使った取引額は40億元(約680億円)を超えた。
現在、中国ではモバイル決済の利用者が増加している。スマホやスマートウォッチなどの端末の出荷量が増加の一途をたどるにつれ、同市場は今後も成長を続けると予想されている。華為消費者クラウドサービスの張平安・総裁は、「オープン、共有が、今後のデジタル経済やスマートネットワークの主な方向性。当社は、安全で便利なモバイル決済サービスを世界中の当社のスマート端末ユーザーに提供したい」と語っている。(編集KN)
「人民網日本語版」2018年2月2日
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