韓国の大手化粧品メーカー・アモーレパシフィックは1月31日、2017年第四四半期(10-12月)の業績を発表し、純利益が16年同期に比べて76.2%減と、大きく落ち込んだことを発表した。同社は、韓国を訪問する中国人観光客が激減していることがその主な原因の一つとの見方を示している。新華社が報じた。
1945年に創業したアモーレパシフィックは、雪花秀(ソファス)、ラネージュ、マモンド、エチュードハウス、イニスフリーなどの化粧品メガブランドを持ち、韓国化粧品業界の「親玉」と言われている。しかし、同社の17年第四四半期の業績は大幅に悪化した。同社が1月31日に発表した決算報告書によると、17年10-12月期、純利益が173億ウォン(約17億3000万円)にとどまった。16年同期は730億ウォン(約73億円)だった。
同社の17年通年の純利益は4896億ウォン(約489億6000万円)で、16年比39.7%減だった。そのため、同社は化粧品業界トップの座をLG生活健康に譲ることになった。
アモーレパシフィックは業績悪化の主な原因について、韓国国内の化粧品市場が低迷していることのほか、韓国を訪問する中国人観光客が激減するにつれ、中国人観光客が牽引していた消費も大幅に落ち込んだと分析している。
韓国観光公社が1月22日に発表した統計によると、昨年韓国を訪問した外国人観光客の数は延べ1334万人で、前年比22.7%減だった。うち、中国人観光客は延べ417万人で、48.3%減だった。(編集KN)
「人民網日本語版」2018年2月2日
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