中国科技大学が4日発表した情報によると、同大学の郭光燦氏が率いる中国科学院量子情報重点実験室が世界で初めて、総パルス数が最少で安全距離が最長のRRDPS方式を実現し、同方式の実際のチャネル条件下で総パルス数が多すぎ、効率が低いという問題を解消した。この成果は世界の権威ある学術誌「ネイチャー・コミュニケーションズ」に掲載された。科技日報が伝えた。
RRDPSは日本と米国の科学者が2014年に提案した新型量子鍵配送方法となる。科学者は理論上、RRDPS方式の安全性証明を初めて完全にした。この新しい安全性証明は物理的にRRDPS方式の安全性メカニズムを明らかにし、その性能を大幅に高め、その他の量子鍵配送の安全性証明に新たな発想をもたらした。シミュレーションの結果によると、RRDPS方式の暗号化率と安全距離などの重要指標に大幅な改善があり、必要なパルス数が従来の方式より大幅に減少した。30キロの光ファイバーチャネルでの実験で、検証ミスのない鍵配送を実現した。チャネル干渉データと結びつければ、安全距離は140キロに達する。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年2月5日
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