円安や海外事業の好調さなど複数の要因に推されて、日本の7大電機メーカーは2017年度第1~3四半期(17年4月1日から12月31日まで)の純利益がそろって増加し、売上高も富士通を除く6社がそろって増加を達成した。新華社が伝えた。
パナソニックが5日に同期の決算を発表し、7大メーカーの同期決算がすべて出そろった。パナの同期売上高は5兆9122億2千万円で前年同期比9%増加し、純利益は2001億円で同1.3%増加した。
ソニー、三菱電機、日立製作所は同期に過去最高益を達成した。ソニーの純利益は5076億2千万円で、前年同期の456億3900万円の11倍あまりに増えた。三菱は1931億円で同43%増加し、日立は2585億8200万円で同35.2%増加した。
3社は同期の売上高も増加した。ソニーは6兆5929億円で同15.7%増加、三菱は3兆1150億円で同6%増加、日立は6兆6740億円で同2.4%増加だった。
シャープは鴻海精密工業の傘下で再建を続けている。同期には液晶・家電事業が順調で、売上高は22.7%増加して1兆8294億円に達し、純利益は553億円だった。
NECの同期売上高は1兆9713億円で同9.9%増加、純利益は約176億円で前年同期の28億円赤字から大きく好転した。
富士通はシステム構築運用事業が不調で、同期の売上高は0.1%減少し、営業利益は29.3%減少したが、保有する富士電機株を売却したため、純利益は554億円となり、同71.9%増加した。(編集KS)
「人民網日本語版」2018年2月7日
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