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約33万円にまで高騰した三亜-北京航空券、帰るに帰れない観光客 (2)

人民網日本語版 2018年02月22日15:51

供給不足で航空券が法外な価格に

中国旅行社協会および途牛や艾威といった旅行関連メディア・機関が発表した「2018年春節長期休暇観光すう勢報告」によると、海南島は、春節における国内人気旅行目的地トップ10の首位に輝いた。日ごとに増える観光客数も数量に限りのある航空券の価格高騰を招く原因となっている。

21日、オンライン旅行アプリ「Qunar」における22日の三亜発北京行き航空券の価格は2万元(1元は約16.9円)を突破、平日価格(1500元)の十数倍にまで跳ね上がっている。だが、高値の航空券であっても、決して時間が短縮されているという訳ではない。ウルムチ経由で、その所要時間はなんと19時間50分。これは、北京-ロサンゼルス直行便の所要時間より長く、海外旅行の飛行時間に匹敵する。

北京のみならず、三亜から上海・広州・深センなど各地に向かう航空券もいずれも高値となっている。海南島リゾート旅行の天国といわれる海口もこうした現状を免れず、23日の海口発北京行きの航空券価格は、1万5千元まで高騰している。

春節期間の帰省・Uターンラッシュに伴う特別輸送体制である「春運」期間中の航空券価格がこれほど高いのは理に適っていると言えるのだろうか?南海網の報道によると、南方航空と海南航空の2社はこの件について、「海南島は春運期間中の人気目的地であることから、航空券は需要が供給に追いつかない状況にあり、価格高騰は自然の流れと言わざるを得ない。しかしその価格アップは国の法律法規が定める範囲を超えてはいない。さらに、海南島は島という地形から交通が非常に不便であり、空港のキャパシティにもかなり限界がある。海を渡る船舶は、持続的・効率的な輸送を継続することが難しいため、需要供給のアンバランスがさらに目立つことになる」と説明している。


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