春節(旧正月、今年は2月16日)を目前に控えた13、14日、中国の鉄道は帰省ピークを迎えた。北京ではこの2日間だけで、利用者が延べ110万人を超えると見られている。大晦日に当たる15日は、高速鉄道の本数が増加するほか、多くの人にとって連休初日となり、中距離・短距離旅行に出かける人が増加するため、鉄道当局はかなりの混雑になると予想している。北京日報が報じた。
鉄道当局によると、今年の春節は割と遅い時期である2月中旬となり、学生や出稼ぎ労働者などの帰省の時期がばらけ、学生の帰省ラッシュは春運(旧正月の帰省・Uターンラッシュに伴う特別輸送体制)期間前にすでに始まり、全体的な帰省ラッシュは比較的落ち着いた状況となっている。12日から鉄道はすでに帰省ラッシュに突入し、13日にはピークに達した。
今年の春運期間中、北京駅、北京西駅、北京南駅は、改札口に「顔認証システム」を導入した。自動改札システムで、テクノロジーが混雑緩和に一役買っている。他のシステムと比べて、顔認証システムのほうが明らかにスピーディに改札を済ませることができる。旅客は身分証明書をセンサーの上に置くと、3-5秒で改札口のゲートが開く。北京駅の改札口26レーンのうち、10レーンに「顔認証システム」が導入されている。利用者が延べ17万人に達した13日を例にすると、「顔認証システム」があるレーンで改札を済ませた旅客が延べ10万人と、半数以上だった。駅の説明によると、係員による検札は一人当たり約10秒必要であるのに対して、「顔認証システム」なら最速で3秒と、大幅に効率が向上する。統計によると、北京西駅には18レーンに「顔認証システム」が導入され、最多で1日当たり約9万人がそのレーンで改札を済ませる。(編集KN)
「人民網日本語版」2018年2月14日
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn