旅行予約サイトの同程旅遊と同程芸竜がこのほど共同で発表した報告書「2018年春節連休期間の旅行・外出消費の総点検」をみると、今年の春節(旧正月、今年は2月16日)連休期間には、海外旅行、国内旅行、近場の旅行と市場が細分化する中で各スタイルの旅行者数(のべ人数)がいずれも過去最高を更新し、旅行消費ニーズのレベルがさらに上昇し、一人あたり平均消費水準も新たな段階に突入し、品質や個性を重視する旅行商品に大きなニーズがあったことがわかる。「工人日報」が伝えた。
同報告書は、「旅行者数の点でも旅行の内容の点でも、近場のレジャー・リゾートという広大な市場が春節連休の旅行消費全体の中で主役を演じた。全国各大都市の新スタイルの縁日と都市近郊のリゾートエリアが、今年も近場レジャー・リゾートの細分化された市場の中で最も人気を集めた」と指摘した。
同報告書によると、「旅行の内容をみると、高速鉄道旅行、オーダーメイド旅行、小規模ツアー、ドライブ旅行が特に人気になっている。旅行消費水準をみると、旅行者の旅行商品(交通、ホテル、路線など)購入のための一人あたり平均支出は4千元(1元は約16.9円)に上り、例年よりさらに増加した」という。
旅行の質の向上ぶりは、一人あたり平均支出水準に体現されただけでなく、路線や目的地の選択にも反映されている。交通やホテルといった「ハードウェア」の消費水準の大幅な上昇にとどまらず、路線の選択が人気の高い目的地ばかりではなくなり、これまであまり人の行かなかった目的地への関心が高まったと同時に、路線に付随するサービス、ガイドの水準、レストラン、日程の組み方などについてもより高い要求が出されるようになった。海外旅行経験が豊富な消費者の一部は、「みんなが行く目的地では旅を深く味わい、人があまり行かない目的地では個性を重視した旅を楽しむ」傾向が明らかで、ニーズ多様化の傾向もはっきりと見て取れる。
これと同時に、最近は海外での年越しが都市住民の間でトレンドになっている。同程旅遊のまとめたデータによれば、今年の春節連休期間の海外旅行の一人あたり平均支出は6千元を超えたという。(編集KS)
「人民網日本語版」2018年2月22日
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