現在、家族で微信(Wechat)グループを作っている家族も多い。しかし、そこで頻繁にメッセージをやり取りしている家族もあれば、ほとんど使っていない家族もあるようだ。中国青年報社社会調査センターがこのほど問巻網と共同で2005人を対象に実施した調査によると、回答者の93.8%が「家族の微信グループに自分も入っている」と答え、65.6%が「家族の微信グループで自分も頻繁にメッセージをやり取りしている」、66.7%が「家族の微信グループがあると親子の交流を活発化させる」と答えた。中国青年報が報じた。
回答者のうち、00後(2000年以降生まれ)が1.0%、90後(90年代生まれ)が29.7%、80後(80年代生まれ)が50.5%、70後(70年代生まれ)が14.5%、60後(60年代生まれ)が4.0%だった。
調査では、回答者の93.8%が家族の微信グループに入っていた。そこでの会話の内容は、家庭内のこと(60.4%)、家族の近況(59.7%)、健康や安全などについて注意を促す(39.4%)、お小遣いのやり取り(38.7%)、最近のニュース(38.0%)、「いいね!」や投票を求める(11.3%)などだった。
調査では、家族の微信グループにおいて自分は頻繁にメッセージをやり取りしているかについて、回答者の65.6%が「頻繁にやり取りしている」、25.1%が「まあまあ」と答えたのに対して、9.4%は「あまり頻繁ではない」と答えた。
家族の微信グループで実際にどんなメッセージ送っているかについて、回答者の51.4%が「家族の近況を聞いたり、気遣ったりする」、45.6%が「最近あったことを話したり、やり取りに積極的に参加したりする」、32.1%が「科学関係の知識を伝えたり、『噂の真相』を伝えたりする」、29.2%が「いろんな話題をふって、活発な議論をする雰囲気を作り出す」、23.2%が「自分は盛り上げ役で、家族のメッセージにすぐに返信を送る」、15.0%が「自分は傍観者で、自らメッセージを送ることはほとんどない」と答えた。
調査では、一番不快な家族の微信グループ内でのやり取りの内容トップ3は、うわさ・真実とは異なる情報(38.8%)、成績や仕事の状況を聞かれる(38.7%)、投票や『いいね!』を求められる(30.4%)だった。その他、結婚や出産を催促される(29.3%)、癒し系文章(28.9%)、写真が頻繁に送られてくる(21.4%)、他の家族のメンバーの意見に反対する(14.4%)などもあった。
調査では、「家族の微信グループがあると、親子の交流が活発化するか?」との質問に、回答者の66.7%が「する」と答えたのに対して、11.9%が「しない」と答えた。21.5%は「何とも言えない」と答えた。
上海で金融関係の仕事をしている厖泓聖さんは、「うちの家族の微信グループにも、時々、何かのキャンペーン参加や投票してほしいなどのメッセージがたくさん送られてくる時もあるけど、普段は家族と意思疎通を図るためにほとんど使っている。母親は以前はスタンプをほとんど使っていなかったが、私が送ったスタンプをたくさん保存して、家族の微信グループで使うようになった。とてもいい感じ」と話した。(編集KN)
「人民網日本語版」2018年3月9日
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