2018年5月2日  
 

中日対訳健康知恵袋 企画集 北京のお気に入り

政治|経済|社会|文化|中日
科学|写真|動画|対訳|企画
Apple新浪ツイッターFBLINE微信RSS
人民網日本語版>>カルチャー

「太極拳は中国が世界に贈った大切な贈り物」 普及に努める米国人女性

人民網日本語版 2018年04月30日10:56

米国人女性ドリーン・ハインドさん(93)は、「太極拳は中国が世界に贈った大切な贈り物。一生をかけてこの文化を伝えて行きたい」と取材に答えた。数十年間にわたり太極拳の修行を続けているハインドさんの背筋はピンと伸び、落ち着いた雰囲気を漂わせている。彼女は、「太極拳を習うと健康な肉体だけでなく、心のバランスを保つこともできる。太極拳という文化から学び得た哲理は私にとって一生の宝」と話す。新華網が伝えた。

オーストラリア出身のハインドさんは米国に移住した後、太極拳と出会い、長年にわたり国連で太極拳を教えていた。その後、カナダに移り住んだ彼女は経済的に逼迫したこともあったというが、十数年にわたり、太極拳を無償で教えている。

ハインドさんは、「太極拳は学生の勉強に対するストレスを緩和し、成績アップにも効果的」と話す。これまでいくつかの大学で太極拳を教えてきた彼女は、今後は小中高で教えていく計画だという。

国連太極拳文化学会の曹国忠会長は、「太極拳の武と徳の修行は学ぶ者に身体的に強くなることを要求するだけでなく、教養を高め、人と自然、人と社会のつながりを深めていくことも要求している」としている。そしてこれこそがハインドさんが長期間にわたって西洋で太極拳を広めていくことを可能にしている重要な理由の1つだといえる。

ハインドさんとともにニューヨークの国連本部でイベントに参加したエド・エイムスウィルさんは、「太極拳を始めてまだ9ヶ月しかたっていないが、収穫は多い。太極拳の文化は人に心のバランスをとることを教え、極端な行動を戒める。台所で家事をしている時でさえ、気付くと太極拳の動きをしている時があるほど。太極拳の文化は世界平和に大いに貢献できると信じている。国連は太極拳文化をもっともっと広めていくべきだ」との見方を示した。(編集TK)

「人民網日本語版」2018年4月30日

コメント

最新コメント