コンテンツマーケティングをすることでユーザー数6倍に
Mafengwo旅行網や携程などの旅行サイトもこれまで同じような試みを行ってきた。Mafengwo旅行網を例に挙げると、アプリのトップページの目立つ場所に「攻略」と「旅行記」コンテンツがレイアウトされている。Mafengwo旅行網の陳◆(◆は四の下に正)CEO(最高経営責任者)は取材に対して、「モバイルインターネットの発展が、旅行の消費シーンに変化をもたらしている。現在すでに『攻略』を参考にした上で、旅行を予約するというのが多くの人の習慣となっており、予約完了までにかかる時間がどんどん短くなっている」と説明した。
そして、「多くの観光業者が、コンテンツを中心とする戦略に転じており、消費者の旅行の各過程における新たな消費の仕方を提供し、消費習慣を形成するよう促している。昨年、米国のあるメディアが伝えた新年の研究報告によると、コンテンツマーケティングの先駆者のユーザーは、追随者より7.8倍多いとしている。また、コンテンツマーケティングを採用しているウェブサイトグループや企業としていないウェブサイトグループや企業を比べると、転化率が約6倍違うのだという」と紹介した。
一般旅行者も旅行しながら「ひと稼ぎ」
オンライン旅行プラットフォームのコンテンツマーケティングが始まったことで、一般旅行客にもビジネスチャンスが舞い込んできている。現在、中国全国で、旅行の攻略や旅行記を執筆することを本業としている人は約100人程度で、そのほとんどが副業として執筆している。旅行記を書いている月伊さん(ペンネーム)は、「この業界に携わっている人はまだ多くなく、本業としている人なら、月に数万元(1元は約17.30円)は稼いでいる。でも、私は副業でするほうが好き。スケジュールもハードではなく、旅行記を書くのも気楽。わざわざ美化して書き上げる必要もない」と話す。
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