中国企業連合会と中国企業家協会はこのほど2日間にわたって行われた2018年中国トップ500社サミットフォーラムの中で、「中国企業トップ500社番付」を発表した。それによると、1位は国家電網で営業収入は2兆4千億元(1元は約16.2円)、2位は中国石油化工で同2兆2100億元、3位は中国石油天然気で同2兆2千億元だった。「北京晨報」が伝えた。
番付をみると、500社で営業収入が1千億元を超えた企業は172社あり、前年の157社から15社増えた。増加数はここ数年で最高だった。
営業収入が1兆元を超えた超大型企業グループは5社あり、国家電網、中国石油化工、中国石油天然気が2兆元を超え、中国工商銀行と中国建築工程が1兆元を超えた。中国建築工程は初めて1兆元を超え、過去3年間に1兆元クラスに新たに加わった唯一の企業となった。営業収入1千億元超の企業172社の営業収入を合わせると53兆8500億元に上り、500社全体の75.67%を占め、この割合は前年比2.37ポイント上昇した。このうち国有企業は125社で同7社増加し、民間企業は47社で同8社増加した。
番付をみると、製造業の大企業が全体としてサービス業の大企業より好調で、今年は253社が番付入りして、同8社増加した。製造業企業は営業収入、純利益、資産、純資産、納税額、従業員数の6つの指標すべてで、500社に占める割合が上昇した。
企業の構造が全体として最適化する流れが進み、新業態や新モデルが次々登場した。鉄鋼・石炭産業の過剰生産能力の削減の効果が目立ち、金融と実業との利益の深刻なアンバランスがいくらか改善され、発展の原動力転換が積極的に進展し、インターネットエコシステム型企業が番付の新たな注目点になった。
今年の500社の研究開開発(R&D)費用は合計8950億8900万元に上り、同1591億5900万元(21.63%)増加した。平均R&D強度は1.56%で、トップ500社の統計データを取り始めてから2番目の高い数値となり、同0.11ポイント上昇した。
18年の世界トップ500社に入った中国企業は17年の115社から今年は120社に増え、中国は1位の米国にあと6社と迫った。中国企業は全体として順位も上昇した。(編集KS)
「人民網日本語版」2018年9月3日
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