国際連合のアントニオ・グテーレス事務総長は現地時間の8月30日、米国ニューヨークにある国連本部で人民日報をはじめとする中国メディアの共同取材に応じた。グテーレス事務総長は、「中国は多国間システムの重要な柱であり、中国とアフリカの協力は南南協力の中核的な内容であり、世界の平和と発展にとって極めて重要な存在」と述べた。人民網が伝えた。
グテーレス事務総長は招待に応じて中国を訪問し、中国アフリカ協力フォーラム北京サミットに出席する。グテーレス氏は取材に答える中で、「中国の習近平国家主席からの招待を受け、中華人民共和国を訪問し、中国アフリカ協力フォーラム北京サミットに出席することを非常にうれしく思う。この訪問の主な目的は国連の南南協力重視が成功したことと中国・アフリカ間のパートナー関係の重要性を示し、多国間主義の推進で中国が果たした積極的な貢献に感謝することにある」と述べた。
グテーレス氏は、「私たちは今日、経済が融合しあうグローバル化の時代に生きており、すべての物事は相互に連携する。たとえば中国や私の祖国ポルトガルで生産された製品は世界のさまざまな国で生産された部品を使用している可能性がある。港湾、鉄道、道路などのプロジェクトへの投資を通じて連続性を高めることは、グローバル化を背景とした世界の発展にとって極めて重要だ。中国の『一帯一路』(the Belt and Road)イニシアティブはインフラの連続性を考えただけでなく、電気通信や情報技術(IT)の相互接続もカバーするものだ」という。
またグテーレス氏は、「『一帯一路』イニシアティブは経済協力だけではないし、相互接続だけでもない。それは各国の生活の隅々にまで密接な関わりをもつものであり、経済協力を通じてグローバル経済発展モデルとグローバルガバナンスを改善し、現地の人々に幸福をもたらすことが、経済グローバル化の健全な発展を推進するための重要な道筋になる」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2018年9月2日
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