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国産空母、南中国海問題などについて国防部報道官が説明

人民網日本語版 2018年08月31日15:27

国防部(国防省)の呉謙報道官は30日の定例記者会見で国産空母の洋上試験、北京香山フォーラム、南中国海問題などについて質問に答えた。新華社が伝えた。

■中国2隻目の空母の洋上試験は順調

空母の洋上試験に関する質問に呉報道官は「中国2隻目の空母は建造計画に従い、関係海域での洋上試験のためにこのほど大連造船所の埠頭から出航した。主に装備プラットフォームと設備を検査する。これは空母建造過程における正常な作業段取りだ。現在、中国2隻目の空母の建造作業は計画に従い着実に進み、洋上試験も安全・順調で、目的を達した」と説明した。

■第8回北京香山フォーラムを10月に開催

呉報道官は「中国軍事科学学会と中国国際戦略学会は10月24~26日に第8回北京香山フォーラムを共同開催する。主催者側はすでに79カ国の防衛当局と軍指導者、国際組織の代表、軍・政府要人経験者、著名な学者を招待した」と説明。

「今回のフォーラムのテーマは『平等・相互信頼、協力・ウィンウィンの新型の安全保障パートナーシップの構築』だ。出席者は国際安全保障ガバナンスの新たな理念と道、テロの脅威と対処、海洋安全保障協力の現実とビジョン、国連平和維持の試練と協力などの議題をめぐり意見交換する。会期中、中国側は『中国・外国青年将校シンポジウム』も開催する」と述べた。

■中国側の島・礁建設は主に民間のニーズを満たすため

中国側の島・礁建設は南中国海の航行の自由に影響を与えるとの米国防総省高官の対中非難に関する質問に、呉報道官は「南中国海諸島は古来中国領であり、南中国海の航行の自由に問題はない。しばらくの間というもの、米側は南中国海問題を意図的に誇張し、航行の自由に影響を与えるとのレッテルを中国側に貼ろうとしている。中国側の島・礁建設は主に民間のニーズを満たすためであり、完全に正当で理にかなっている。中国側が島・礁上に必要な防衛施設を配置するのは、主権国家の当然の権利であり、完全に正当で理にかなっている。中国側の島・礁近くに飛来し挑発する米軍機に対して、中国側が法規にのっとり呼びかけ警告するのも、同様に完全に正当で理にかなっている」と指摘した。

■中国側は中印両軍関係の健全で安定した前向きな発展を希望

呉報道官は「魏鳳和国務委員兼国防部長(国防相)が8月21~24日、インドを公式友好訪問した。その間、インドのモディ首相、シタラマン防衛相と会談した。双方は習近平国家主席とモディ首相の重要な共通認識のさらなる実行、軍事・安全保障交流・協力の深化、防衛分野の相互信頼を強化するメカニズムの構築などの問題について踏み込んで議論した。これには国防相相互訪問制度の構築、国防省直通機密電話の設置、防衛当局・戦区・軍区・軍種間各レベルの交流の強化、隣接軍区国境防衛ホットラインの構築、防衛・安全保障協議制度と国防省作業部会会議制度の役割発揮などが含まれる」と説明。

「中印はアジア地域の重要な大国であり、地域の平和・安定維持に重要な責任を負っている。中国側はインド側と共に努力して、両国首脳間の共通認識を積極的に実行に移し、意思疎通と調整を強化し、互恵協力を深化し、意見の相違を適切にコントロールし、両軍関係の健全で安定した前向きな発展を推進することを望んでいる」と表明した。(編集NA)

「人民網日本語版」2018年8月31日

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