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中山大学、重力波探査地上シミュレーターを建設へ

人民網日本語版 2018年07月31日13:44

「天琴計画」の実施が新たな段階に入った。広東省が初めて自主的に計画、建設する重大科学技術インフラ、宇宙重力波探査地上シミュレーターの立案及びフィジビリティスタディの作成が30日、正式に始まった。同設備は「天琴計画」の一部で、中山大学深センキャンパスに建設される予定。その投資額は10億元(1元は約16.28円)以上にのぼる。科技日報が伝えた。

情報によると、「天琴計画」は中山大学が提案した中国の宇宙重力波探査計画だ。実験では衛星3基で正三角形を作る。衛星は高精度非曳航制御により太陽風や放射圧など外部の干渉を抑制する。衛星間のレーザーによって、重力波による距離の変化を正確に測定する。「天琴計画」は衛星3基を事前に選んだ軌道に、非常に正確に送り届ける必要がある。

この重力波の研究計画は20年で150億元の投資を予定している。まず月・深宇宙衛星レーザー測距技術を発展させ、天琴衛星のミリメートル級の軌道決定精度を実現する。さらに、宇宙等価の原理の検証・実験、次世代重力衛星の実験などを行い、最終的に天琴宇宙重力波探査実験、すなわち重力波の探査を実施する。(編集YF)

「人民網日本語版」2018年7月31日

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