阿里巴巴集団(アリババ)の馬雲(ジャック・マー)会長は8日、南アフリカのヨハネスブルグで「馬雲アフリカ青年起業ファンド」の設立を宣言し、「グローバル化とデジタル化のチャンスをつかまえさえすれば、アフリカにもアリババが100社誕生する」と述べて現地の若い人々を激励した。「経済日報」が伝えた。
同ファンドは1千万ドル(約11億800万円)の資金を提供して、今後10年間にわたりアフリカの青年起業家100人を支援するもので、ファンドをきっかけにより多くの雇用が生まれ、コミュニティ経済が発展することを目指し、アフリカの若者たちの夢の実現をバックアップする。重点分野は小規模企業の発展、基層レベルの革新(イノベーション)、女性による起業で、毎年秋に支援対象を選抜方式で選び、毎回10人の優れた青年起業家を選出する。アリババは資金のほか、必要な研修の機会、指導者、プラットフォーム、後続プロジェクトの支援なども提供する。
馬氏は、「今日のアフリカには巨大なチャンスがある。アフリカには19年前の中国と同じように、しっかりしたインフラがない。だがデジタル化のチャンスをつかまえれば、アフリカは全世界でデジタル化プロセスによって最もよく利益を得ることのできた地域になる」と述べた。
アリババはこれまでずっとアフリカの若い人々の起業を支援し、資金面の支援だけでなく、関連の研修も提供してきた。2期にわたって開講したアフリカの青年を対象としたインターネット起業家計画研修クラスでは、アフリカの起業家52人がデジタル経済における「中国の経験」を学び、その種をアフリカの土壌に植えて、アフリカ全体のネット経済の発展を推進するようになった。(編集KS)
「人民網日本語版」2018年8月11日
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