SNSアプリケーションの「陌陌」(Momo)が8日に発表した「2018年ライブ動画配信者職業報告」によると、1万人を超えるネットユーザー、5千人を超える配信者に対するサンプル調査の結果、ネットワークのライブ動画配信者は今ではユーザーにも配信者自身にも職業の一つと認められていることがわかった。ライブ配信を専業にする配信者の収入は兼業の人よりも高く、兼業で月収が1万元(1元は約15.9円)に達する人は9.6%に過ぎないが、専業の配信者では21%に上ったという。「北京商報」が伝えた。
データによると、18年6月末現在、ネットライブ動画配信のユーザー規模は4億2500万人に達し、ライブ動画配信が普及し、大衆化していることがわかる。回答した1万人を超えるユーザーのうち、「ネットライブ動画配信を見たことがある」とした人は84.8%に上り、このうち54%が、「よく見ている」と答えた。ライブ動画配信という娯楽消費スタイルはユーザーのロイヤリティが極めて高く、1回あたりの視聴時間が30分を超える人が66.2%に上り、毎日1時間以上という人も44.9%に上った。男女別では男性がより強い興味を示し、毎日30分以上という人は女性が60.2%だったのに対し、男性は68.4%だった。毎日30分以上の人のうち、90後(1990年から1994年生まれ)が52.7%、80後(1980年代生まれ)が24.5%、95後(1995年から1999年生まれ)が15.7%を占めた。
ネットライブ動画配信者は新興の職業ではあるが、ユーザー規模の増加に伴い、この仕事を選ぶ人が年々増えている。同報告によれば、兼業の配信者で月収1万元以上は9.6%、専業の配信者は21%。経済が発展している若年人口の占める割合が多い省や直轄市や自治区ほど、高収入の配信者が占める割合が高くなる。月収1万元以上の配信者の割合上位5省区市には、北京市、上海市、浙江省、天津市、内蒙古(内モンゴル)自治区が並んだ。北京市人力資源・社会保障局と北京市統計局が18年5月に発表したデータによると、北京では17年の労働者の平均月収は8467元で、専業の配信者の月収が平均を上回り、その5人に1人が月収1万元を超えた。
また多くの配信者がこの職業でより高いキャリアを築けるよう、毎月一定の投資をして専業としてやっていくためのスキル向上に努めており、歌、ダンス、楽器演奏などのレッスンを受けている。また配信設備のバージョンアップやイメージ管理にも一定の投資をしている。毎月、能力向上のために1千元以上投資するとした人は33.8%に上り、専業だけをみると実にと52.8%に達した。また専業にしている場合、毎月の投資額が5千元以上という人が8.5%を占めた。(編集KS)
「人民網日本語版」2019年1月9日
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