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中国で今後10年の発展の見通しが最も明るい都市は?

人民網日本語版 2018年12月07日09:44

近年、北京、上海、広州、深センなどの一線都市のほか、数多くの准一線都市や二線都市も目を見張るほどの急速な発展を見せている。また、高速鉄道の発展を背景に、一部の三、四線都市の人気も高まり、多くの人が集まるようになっている。中国青年報社社会調査センターと問巻網がこのほど、2014人を対象に共同で実施した調査によると、回答者が今後10年の発展の見込みが最も高いと見ていた都市トップ5は、上海、広州、深セン、杭州、北京だった。その理由は、鉄道交通の連接都市であるだけでなく、魅力ある人材誘致政策があり、就職環境の良さからなどだった。中国青年報が伝えた。

回答者の63.4%が「今後10年、二線都市が発展」との見込み

回答者が今後10年の発展の見込みが最も高いと見ている都市は、回答者の54.8%が東部の発展を、46.8%が中部の発展を見込んでいた。以下、西部(34.6%)、南部(27.6%)、北部(11.3%)と続いた。都市別で見ると、63.4%が「二線都市」、47.5%が「一線都市」、32.8%が「三、四線都市」、6.2%が「県や鎮の農村地区」が発展すると見込んでいた。

具体的には、回答者が今後10年の発展の見込みが最も高いと見ていた都市トップ5は、上海(42.9%)、広州(30.7%)、深セン(27.8%)、杭州(25.3%)、北京(24.6%)だった。その他は、成都(24.4%)、三亜(20.2%)、鄭州(19.0%)、重慶(18.8%)、蘇州(16.2%)、武漢(15.6%)、廈門(アモイ、14.3%)、西安(13.4%)、昆明(13.3%)、貴陽(12.4%)、寧波(12.2%)、天津(11.6%)、長沙(10.7%)、烏魯木斉(ウルムチ、9.5%)、斉斉哈爾(チチハル、6.7%)、丹東(6.3%)、満洲里(5.9%)、喀什(カシュガル、5.7%)、伊犁(イリ、5.4%)だった。

南京大学都市科学研究院の胡小武・副院長は、「今後10年、中国の都市の発展には、▽都市化が速いペースを保って進む▽都市への人口集中がさらに進む▽都市と農村の今ある空間を基礎に、それがさらに拡大、アップデートされる▽都市が一層住みやすい環境になる―――という4つの特徴があるだろう。」と分析する。

そして、「今後、頭角を現すのはやはり大都市・特大都市、中心都市、特徴があり競争力を備える都市だろう。この3タイプの都市は引き続き最適化、高度化が進むだろう。特徴があり競争力を備える都市には、江蘇省の昆山、揚州、浙江省の温州などがあり、中心都市には、蘇州、徐州、合肥、青島などがある。また南京や武漢などの最前線の発展都市またはいわゆる1.5線都市は、人口や産業が継続的に集まりやすい都市となる。こうした都市は持続して発展するだろう」と予測する。


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