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昨年、過去最高の838万人の中国人観光客が日本を訪れ、中国を訪問した日本人観光客も258万人と一時期の低迷から脱しつつあります。相互理解の促進には、互いが相手国を訪れ、その国の生身の姿に触れるのが一番で、歓迎すべき動きと思います。
日本財団でも、1人でも多くの中国の若者に等身大の日本、ありのままの日本を知ってもらうため日中両国の医学・医療分野の協力強化に向けた日中笹川医学奨学金制度や国際社会で活躍する人材育成を狙いに中国10大学に設けたヤングリーダー奨学金(SYLFF)、中国75大学への370万冊に上る日本語図書寄贈事業などに取り組んできました。
2012年以来、中断していた日中佐官級交流事業も昨年4月、再開しました。私は本事業で、日本の自衛隊と中国人民解放軍が大規模災害発生時の救援活動について合同演習を行い、現実に内外で大災害が発生した場合、合同救援隊を派遣するような姿を夢見ています。実現すれば日中両国は世界の平和に一層貢献し、信頼を得ることになるでしょう。
皆様が夢多く、希望に満ちた新春を迎えられるよう祈念します。
日本財団会長
笹川陽平
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