春が来る度に日本人にとって最大の関心事となるのが、桜の開花日だ。報道によると、ビッグデータ分析など技術進歩のおかげで、民間機関が桜の開花期をより正確に予想できるようになった。数10年間にわたり開花予想を発表してきた気象庁でさえ、他機関の予想がより正確になったことから、2010年から予想を止めている。
桜の開花期は日本各地で異なる。南の九州では早ければ3月にも開花するが、最も遅い北海道では5月になるところもある。15年前から開花予想を始めた日本企業のウェザーニューズは、予想を正確なものにするため、地域住民からボランティアを募集している。ボランティアは決まった桜の木1本を選び、定期的に蕾の写真を撮り、同社のウェブサイトやスマホのアプリでアップロードし、予想に参加することができる。
蕾の変化を観察することで、満開になる時期を比較的正確に推測できる。例えば開花1ヶ月前の蕾は通常小さくて固い。10日後に蕾の上の部分が薄い黄色や緑色になり、その後次第に濃い緑色になる。そして薄いピンクになると、満開まであと約1週間となる。
2004年に桜の開花予想を始めたウェザーニューズは、蕾の写真を提供する登録ユーザーが日本各地に1万人おり、蕾の変化に関する情報を計200万件集めてきた。これらを日本各地1万3000ヶ所に設置した気象観測装置の集めたデータと合わせて、比較的正確に桜の開花期を予想することができる。また、同社職員が700ヶ所余りの公園を定期的に訪問し、蕾の生育状況を観察している。(編集NA)
「人民網日本語版」2019年2月14日
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