小型恐竜の足跡と鱗
中国と外国の科学者グループは韓国で極めて珍しい恐竜の足跡の化石を発見した。その細部は、超小型獣脚類の進化を理解する上で重要な意義を持つ。韓国の晋州国立教育大学校科学教育部の金景洙教授、中国地質大学(北京)の邢立達准教授、米コロラド大学足跡博物館のマーティン・ロックリー教授、韓国国立文化遺産研究所の責任者である林鐘悳博士らが同研究を担当した。関連論文はネイチャー傘下の雑誌「サイエンティフィック・リポーツ」に掲載された。光明日報が伝えた。
一般的な恐竜の足跡の長さは約20-30センチだが、小型恐竜の場合は2センチに過ぎず、屋外では注意を払わなければ見過ごす可能性が高い。
これらの美しい小型恐竜の足跡は4つあり、一連なりになっている。まるで1億年の時を越えて人類に遭遇したかのようだ。林氏は取材に対して、「小型恐竜の足跡は韓国と中国でしか見つかっていない、東アジアの白亜紀に特有の足跡だ。小型恐竜の足跡の化石が見つかったのは世界で10カ所目であり、この足跡の肌の跡が見つかったのは初めてだ」と述べた。これまで古生物学者は、これほど保存状態のいい皮膚の跡を見つけていなかった。足跡にある鱗の跡は平均直径が0.4ミリ未満で、そしてこれまで見つかっていた一部にしか鱗がついてない足跡と異なり、今回発見された足跡は足裏全体の皮膚の跡を留めている。(編集YF)
「人民網日本語版」2019年2月19日
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