チベット無人区で行方不明になった若者、50日以上ぶりに発見 (2)

人民網日本語版 2019年05月07日10:14

〇食料が尽きてからは、草の根や苔を食べて飢え凌ぐ

馮さんは5月5日午後の取材に対し、自転車で走っていたら、氷で転んで膝に怪我を負い、脚を曲げることができなくなってしまったとし、怪我をした当初は1日に2キロメートルしか進めなかったのだという。そしてその後、携帯していた食料も底をついたため、1週間あまりの間、草の根や苔を食べて飢えを凌いだという。

「馮さんを見つけた時、おそらく15キロ以上は痩せていたと思う」と李さん。

〇無人区の走破は難しくないと考えていたため?

李さんによると、馮浩さんは無事に戻った後も、依然として単独行動をした理由を話さないという。李さんが撮影した動画の中で、李さんが馮さんに、「これからも(一人での挑戦を)続けるつもりなのか?」と質問すると、馮さんは、「一人で続ける。もっと難しいところに挑戦する。グループでは行動しない」と答えていた。

息子が無事見つかったことを知った馮さんの父親は喜びを隠しきれずにいた。5月5日昼ごろ、父親は杭州で寄付を募って、救援隊に依頼して息子を救い出す算段をしていたところ、突然、息子から電話が入り、その無事を知ったという。父親は、「息子の体調はまだ万全ではないので、十分に休養を取って早く回復してほしい」と話した。(編集KM)

「人民網日本語版」2019年5月7日

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