チベット無人区で行方不明になった若者、50日以上ぶりに発見

人民網日本語版 2019年05月07日10:14

杭州に住む「90後(1990年代生まれ)」の若者・馮浩さんとガールフレンドの林夕さん、そしてトレッカーの李志森さんの3人グループは今年3月5日、徒歩での走破を目指し、中国四大無人区の一つであるチベット高原チャンタン地区に入った。しかし無人区に入った10日後、馮浩さんがグループから離れて単独行動をとったまま行方不明に。そして約50日間が経過した5月5日昼ごろ、李志森さんから、「馮浩さんが無事見つかった」という知らせが入った。北京青年報が報じた。

〇行方不明になって50日以上 河辺で発見

無人区に入った10日後、馮さんは突然、グループから離れて単独で行動し、連絡が取れなくなってしまった。馮さんと別れて33日後、李志森さんと林夕さんは無人区から無事戻り、馮さんの件を警察に届け出た。その当時、李さんは取材に対し、馮さんが彼らと離れた時点で携帯していた主な装備や食料は、無人区で50日間は過ごせる分は十分にあったと答えていたが、5月5日時点で、馮さんと連絡が取れなくなってすでに50日以上が経過していた。

5月4日、10時間あまり車を走らせて、李さんと馮浩さんのガールフレンドの林夕さんは、青海省瑪曲(マチュ)郷に到着した。翌5日、李さん一行は車で馮さんの捜索を開始したが、凍っていた河の水が解け出して車での移動が不可能となったため、李さんは徒歩で馮さんの捜索を続けたところ、烏蘭烏拉湖の東50キロメートルの地点で馮さんとの再会を果たした。「当時、馮さんは偶然トラックに遭遇し、ちょうどそのトラックに乗せてもらっていた。そして僕たちもたまたま運よくそのトラックと出くわし、そこで馮さんと再会することができた」と李さんは当時を振り返った。

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