「魯迅の名言」検索サイトが五四運動100周年でユーザー登録殺到し、サーバーダウン

人民網日本語版 2019年05月08日10:27

「子供の頃、作文を書くときには、文章に彩を添えるために、有名人の名言を引用することが多かった」という経験がある人はたくさんいるだろう。だがその使い方を間違えてしまうと、物笑いの種になりかねない。このほど、「魯迅が語った言葉」を検索できるサイトがあるという情報が、多くのネットユーザーの間に広まっている。さっと検索をかけるだけで、それが本当に魯迅によるものかがわかるため、今後は魯迅の名言・名句と称した言葉を悪ふざけに使うことはできなくなる。

ネットユーザーの間で話題となっている「魯迅が語った言葉」が検索可能なサイトの正式名称は、「魯迅博物館資料査訊オンライン検索系統(URL:http://cx.luxunmuseum.com.cn/)。公式サイトの紹介によると、同システムは、北京魯迅博物館文物資料保管部が整理したもので、魯迅の原作全編、翻訳作品全編および研究月刊の3つのサブシステムで構成されており、システム内の全資料の著作権は北京魯迅博物館が保有している。

この検索システムでは、「文章閲覧」、「簡単検索」、「詳細検索」、「総合統計」という4種類の検索方法に分かれており、ネットユーザーの間で話題になっている「魯迅が語った言葉」の検索は、この中の「簡単検索」を使って行うことができる。

実は、この検索システムが開設されたのは、かなり前のことだ。魯迅博物館側は、「魯迅博物館資料査訊オンライン検索系統」は2017年に開設したと明かし、現在でも関連史料や資料のコンテンツを増やしているという。同システムのトップページには、「システムは試行版であるため、不備な点については、ご意見をお寄せ下さい」と表示されている。

今年はちょうど、「五四運動」100周年にあたる。中国青年報公式微博(ウェイボー)などのメディアによると、5月5日と6日の両日に、同システムへのユーザー登録や検索機能の利用が殺到したため、一時はサーバーがダウンしてしまったが、6日午後にシステムは無事復旧した。(編集KM)

「人民網日本語版」2019年5月8日

  

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