福建省福州市で開催中の第2回デジタル中国構築サミットは、業界の発展に関する数多くの思考をもたらした。5G技術にはどのような応用シーンがあるのだろうか、将来私たちの生活をどのように変えるのだろうか。中央テレビ網が伝えた。
第2回デジタル中国構築成果展覧会の5G軽量化スタジオ内で、5Gの高速通信により画像のリアルタイム収集・発表が実現された。
4Gの10倍近くの速度により、5Gは生活のスマート領域でも大活躍することが可能になる。画像にある顔認証システムは5Gのアシストを得ると、1秒以内にリアルタイムの顔3D画像を生成することができる。
雲叢科技公共事業部ディレクターの曾曦雲氏は「顔認証による現金引き出し、レストランの顔認証決済、大型スーパー、食堂などで広く応用できる」と話した。
低遅延は5Gのもう一つの特徴だ。上海のある病院で、専門家は1000キロ離れた貴州省遵義市の医師に鍼灸治療を遠隔指導していた。5Gが伝送するVR画像の遅延はミリ秒級しかなく、医師は現場にいるように患者のつぼを正確に突くことができる。
大規模接続の特徴は、上海市のAI(人工知能)パーク内で十分に示されている。ここでは5Gと接続する消防栓、ドローン、無人船などの設備がそれぞれの職責を担い、すべての運行状況がリアルタイムで表示される。
上海聯通産業インターネット運営センター責任者の陳燕芬氏は「毎平方キロメートル内で百万以上のモノがネットワークに接続する。これらのIoTデータがあれば、パーク全体を隅々まで管理できる」と述べた。(編集YF)
「人民網日本語版」2019年5月8日