幼稚園の朝の健康診断をロボットが3秒で完了

人民網日本語版 2019年05月13日14:45

第21回北京国際玩具・幼児教育用品展覧会が、中国国際展覧センター旧館で開催された。小中学段階の教育に属するSTEAM教育は徐々に幼児教育に用いられるようになってきている。そのため幼稚園のSTEAM教育と関連ソフト・ハードが、幼児教育の業界関係者から注目されたほか、幼稚園の朝の健康診断ロボットも登場した。展覧会は13日まで開かれる。北京青年報が伝えた。

朝の健康診断は全国の幼稚園で義務化されている。児童による伝染病や危険物の幼稚園への持ち込みの防止が目的で、健康を維持し安全を保障する二重の意義を備えている。現在多くの幼稚園が主に保健教員が手で触れ、目で見て、質問し、チェックし、記録するという従来からの方法を採用しているが、その効率が低く、手間暇がかかるほか、人が主観的に判断し、統一的な基準がなく、リスクが存在することとなる。またデータを保存することができないほか、過去にさかのぼることが難しく、ビッグデータ解析が行えないといった弊害がある。

会場で取材したところ、朝の健康診断ロボットも人による従来の方法と同じような手順で児童の入園前の健康診断を行うものの、わずか3秒ほどで自動的に体温・口腔・手・眼の疾患の補助診断を終えた。同ロボットはさらに、リアルタイムで健康微信プラットフォームを通じて保護者に検査結果を報告することができるほか、幼児教育機関の園長と教員による、国家衛生部(省)が求める朝の健康診断と疾患予防を効果的にサポートすることができる。(編集YF)

「人民網日本語版」2019年5月13日

  

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