「焦って母親になる必要はない」というアドバイスが増えている理由とは? (2)

人民網日本語版 2019年05月14日10:07

結婚は、既婚の人は抜け出したく、未婚の人は結婚したいと感じるようなものだが、母親になるということは、車で狭い路地に入っていくようなもので、多くの場合、進退窮まり、身動きが取れなくなるようなものだと言ってもいいかもしれない。

張さんと夫は、卒業後すぐに結婚した。仕事がまだ不安定だった時期に彼女は妊娠し、彼女の母親が子育てをサポートしてくれたが、それでも仕事への影響は避けられなかった。2度の転職を経て、今は求職中の身だ。再就職するには心配の種も尽きない。もし就職試験の準備をしようと思ったら、2週間ほど子供を預けなければならないという。

張さんがより身につまされたことは、子供を産み落としたその瞬間から一生、その子供に対する責任を負わなければならないことだ。これは、自分の優先順位が変わることを意味する。個人としての自分よりも先にまずは息子の母親でなければならないからだ。

〇母親が背負うべきものとは?

「君に休みを取る必要があるのか?」

これは映画「半辺天」インド編のヒロインであるインド人の専業主婦が1ヶ月の休暇を取りたいと言い出した時に、仕事に忙しい夫が顔を上げて問い返してきた言葉だ。

彼女は、思わずムッとしたように、「私に休みは必要ないっていうの?あなたたちの面倒を見る以外に、私には自分自身の時間は必要ないということ?」と反論した。

このインド人夫妻が交わすやりとりは、わたしたちの日常でも身近に生じている類のものだ。

なぜ慌てて母親になる必要がないのかとするのは、どうして母親はこれほど多くの責任を負わなければならないのか、そして一体誰がこうした母親を「解放」してくれるのかといった問題をまずは解決しなければならないからだ。

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