大興国際空港の高速道路に自動融雪性瀝青コンクリートを採用 

人民網日本語版 2019年05月16日14:55

中国が独自の中核技術を持つ高性能防氷・融雪瀝青コンクリートが15日より、北京大興国際空港高速道路の敷設作業に用いられている。この新型材料は北京市政路橋建材集団が生産するもので、高速道路重要区間の防氷・耐凍結性、自動融雪性を高める。これにより雨天や降雪時の走行安全及び通行効率を大幅に高める。北京日報が伝えた。

路面の融雪性を高めるため、技術者は従来の高級瀝青路面に不思議な「白い粉末」、すなわち国産高性能融雪添加剤を加えた。これは北京市政路橋建材集団研究開発センターとハルビン工業大学が長年の共同開発により生み出した新材料だ。今回の路面敷設は低氷点材料を300トン使い、融雪瀝青コンクリートを6000トン作る。その敷設距離は3キロ。

技術者によると、新材料の不思議な点は、路面の氷点を0度からマイナス25度に下げることにある。雨天や降雪時には路面をやや発熱する「湯たんぽ」にする。雪が溶けた後も水が凍ることはなく、北方の秋冬及び初春の路上のざらつきを効果的に回避し、走行安全を保障する。同技術は日本やスイスなど海外メーカーの同分野における高性能製品の独占を一挙に打破した。1トンあたりの単価は3分の1安価になっているだけでなく、その性能は世界トップレベルに達している。(編集YF)

「人民網日本語版」2019年5月16日

  

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