中国科学院合肥物質科学研究院が発表した情報によると、同研究院原子力安全研究所は中国耐中性子照射鋼(CLAM鋼)を原材料とし、3Dプリンター技術を利用した核融合炉の外壁材の試作を実現した。またその構造と性能の研究と分析を行った。関連成果はこのほど、国際的な核材料専門誌に掲載された。科技日報が伝えた。
研究者は大量の実験を経て、核融合炉外壁材の耐中性子照射鋼の3Dプリンターによる成型を初めて実現した。この試作品のサイズの精度は設計上の要求に合致しており、材料の精密度は99.7%に達している。これは従来の方法で作るCLAM鋼の強度に相当する。また今回の研究により、3Dプリンターの溶解積層と特定方向凝固の特性により、CLAM鋼の組織・性能が方向によって異なることが分かった。この差は将来的にスキャン方法の改善とプール核形成の改善などの手段により効果的に減少し、取り除くことができる。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年3月20日
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