中国と中東欧16ヶ国の2018年貿易額が822億ドルに　

中国国務院新聞弁公室が29日に開いた記者会見で、商務部(省)の李成鋼・部長補佐は、中国と中東欧諸国の貿易が好調で、貿易・協力メカニズムが継続的に整備され、二国間貿易が安定して成長し、双方向の投資が拡大を続け、インフラ・コネクティビティが順調に整備されていることを明らかにした。人民日報が報じた。

2018年、中国と中東欧16ヶ国の貿易額は2011年に比べて55.4％増の822億ドル(1ドルは約109.56円)だった。特に、中国の中東欧諸国からの輸入額は2011年と比べて80.7％増だった。ある統計によると、中東欧諸国の対中国投資は15億ドルを超え、一方の中国企業の対中東欧諸国投資も約100億ドルに達した。投資は、機械製造、化学工業、金融、環境保護、物流、新エネルギーなどの分野をカバーし、双方向の投資が生産能力の分野の協力を牽引し、貿易協力が新たな成長ポイントとなっている。

浙江省の朱従玖・副省長によると、中国―中東欧諸国博覧会・国際消費品博覧会が6月8日から12日まで、同省の寧波市で開催される。博覧会は、「開放」が一層鮮明になった内容で、出展者の幅がより広がり、イベントの内容もより実務的になっている。展示会場の総面積は11万平方メートルで、各種バイヤーや投資企業など3500社以上が出展する。

寧波市の李関定・副市長によると、寧波市は、中東欧諸国との協力を着実に推進しており、2018年、その双方向の投資プロジェクトの数が141プロジェクトに達し、中東欧諸国の大学78校と約100件の協力プロジェクトを実施することで合意した。（編集KN）

「人民網日本語版」2019年5月31日