中国が年内に高速道路の全ての料金所にETC設置へ (2)

人民網日本語版 2019年06月05日15:54

交通運輸部公路局の呉徳金局長によると、2019年3月末の時点で、中国全土のETCユーザー数は8072万人で、自動車の搭載率は34%、高速道路のETC利用率は約45%となっている。

計画では、2019年7月1日から、全ての省でETCを利用する全ての車両を対象に一律5%以上の割引となる政策が実施される。また、2020年1月1日から、中国国務院が別途規定している以外の各種通行料金割引・免除政策が全てETCシステムを通して実施されることになっている。

トラック専用のETCレーン(資料写真、江西省高速道路聯網管理センター提供)。

省の境界にある料金所撤去は料金免除に非ず

交通運輸部の呉春耕報道官は5月28日の発表会で、「省の境界にある高速道路の料金所を撤去するのは、料金の徴収方法が変わるだけで、無料になったわけではない」と説明し、「省の境界にある高速道路の料金所が撤去されることで、高速道路に一旦乗れば、目的地までノンストップで行けるようになり、渋滞緩和につながり、一層便利になるというのが、最も大きな変化になる」と強調した。

統計によると、一般的な道路状況の場合、自家用車やトラックが省の境界を通過する時間は、それぞれ15秒と29秒から、2秒と3秒に短縮されることになる。(編集KN)

「人民網日本語版」2019年6月5日

最新ニュース

注目フォトニュース

コメント

| おすすめ写真

ランキング