3Dプリンターでプリントした食品だけでなく、会場にはレーザーカッティング技術や液体窒素技術などと融合した各種グルメが集まった。液体窒素は冷凍効果が非常に高いため、スタッフが試食する来場者に、「10秒待って食べてください。待たないとやけどします」と注意を呼びかけていた。
3Dラテアート。
会場にいた設備メーカーの関係者は、「チョコレートの3Dプリンターは海外では一般家庭で使用されており、今年の夏には中国市場に投入する予定。現在、中国市場で人気があるのはお菓子を作れる3Dプリンターだ」と話した。将来の3Dプリンター技術は飲み込むことが困難な人や疾病により普通に噛んで食べることが難しい人をサポートして「どうやって食べるか」という問題を解決できる可能性がある。
説明によると、3Dプリンター技術は各種の食物原料を砕いたり、混ぜ合わせたり、濃縮したりして液体にし、ムース状にして再形成することができる。見た目はいろいろな食べ物のようで、「口に入れるとふわっと溶ける」。嚥下困難な人でも食べやすいだけでなく、食べることの楽しさを提供しながら、栄養の吸収も助けるという。(編集KS)
「人民網日本語版」2019年6月7日