6月21日は「夏至」 これからが暑さのピーク

人民網日本語版 2019年06月21日13:29

「中国天文年暦」によると、今日(6月21日)午後11時54分、「夏至」の節気を迎える。「夏至」は、「夏の到来」という意味ではなく、「至」は「極致」を示している。「夏至」は、「夏のピーク」と言い換えられ、1年で最も暑い時期が間もなく到来することを意味している。耐えられないほどの蒸し暑さが続くことが、夏至のころの特徴となっている。人民網が各社の報道をまとめて伝えた。

夏至は、二十四節気中、最も早く確立された節気のひとつだ。古代の人々は、太陽光線によってできた影の長さを「土圭(とけい)」と呼ばれる日時計で測定することで、この日に昼が最も長く夜が最も短くなることを発見し、「夏至」とした。その後、昼と夜の長さが同じ「春分」と「秋分」が発見され、これを基礎に二十四節気が確立されていった。

古代、夏至になると、女性達は扇子やおしろいを互いに贈り合い、扇子をあおいで体の熱から生まれる「濁気」を払い、おしろいをつけて汗疹(あせも)を予防した。

「暑い時に苦いものを食べることは、栄養補給に勝る」という言い伝えがある。1年で最も暑い時期に、ニガウリやニガナを食べたり、あるいはビールやお茶、コーヒー、ココアなど苦みのある飲み物を適量飲んだりすると、モヤモヤした気分を吹き飛ばし、元気が回復するだけでなく、食欲が増し、消化器を強くすることができる。

このほか、夏は、栄養の多いものを大量に摂取するのに適した季節ではないことから、羊肉などは控えた方が良い。野菜を多く摂り、油っぽい食べ物を控えることが好ましい。また、体内の熱を取り、涼しくなるような食べ物を積極的に摂るよう心がけると良い。(編集KM)

「人民網日本語版」2019年6月21日

  

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