「猛暑日」にはどこに行く? 避暑にピッタリな中国の十大避暑地 (2)

人民網日本語版 2019年07月10日09:54

〇長春

長春で開催した国際美食文化節(資料写真)

7月の平均気温はわずか22度の長春は、3年連続で「ベスト避暑都市」の名誉を獲得した。

大黒山脈や松花江、伊通河避暑観光ベルトが長春を貫いており、農業観光や農園での花・実摘み、田舎暮らし、健康養生などさまざまな形態の観光プロジェクトを開発しており、「避暑まつり」、「国際ビールまつり」、「イチゴ音楽まつり」などのイベントを相前後して開催し、ポジティブなライフスタイルコンセプトを尊重し、涼しげでファッショナブルな屋外イベントは、毎年大勢の観光客を惹きつけている。

〇伊春

湯旺河国家公園(画像提供:伊春市文化広電・観光局)

伊春は、黒竜江省小興安嶺の中央部に位置しており、森林のカバー率は84.4%に達する、中国北方で有名な森林生態観光名都市。

伊春には、アジアで最大面積を誇り、保存状態が最も整っているアカマツ原生林の「五営国家森林公園」がある。園内のうっ閉率は70%に達し、観光客はほぼ全ての見学ルートで、涼しい木陰の下を歩くことができる。また、伊春には、中国で初めて認可を受けた国家公園のひとつ「湯旺河国家公園」がある。2億年の歴史がある花崗岩石林とアジアで最大面積のアカマツ原生林が、園内の林海・奇石の奇観を共同で構成している。

〇承徳

承徳避暑山荘(画像提供:承徳市観光・文化広電局)

承徳の夏は、緑が青々と茂り、森林カバー率は57.67%に上り、夏の避暑と観光レジャーに理想の地といえる。同市は、北方地域では珍しい「水の豊かな都市」で、「北方の桂林、長城以北の三峡」と讃えられる蟠龍湖は、あまねくその名を知られている。雄大な万里の長城は、まるで竜が水と戯れるように青い波に潜り、この世で絶景の「水中の長城」を形成している。

「一号風景大道」は、国内マイカー旅行のベストルートになっており、全長180キロメートルに及ぶ。観光客は、旅の道中、おびただしい数の森林、草原、湖、湿原を鑑賞して、悠久の歴史を誇るモンゴル帝国史、満州族の民俗、かつての国境の要塞の文化を体験できる。

〇恩施

恩施屏山景勝地(画像提供:恩施州文化・観光局)

恩施の典型的なカルスト地形は、豊かな山水資源を作り上げており、海外メディアからは「中国で最も美しい仙境」に選出され、「世界遺産リスト」の文化遺産観光地に登録されている。恩施の年平均気温は16.2度、年平均降水量は1600ミリメートル。武漢と重慶という2大「ボイラー都市」の間に位置しており、夏の恩施は、「天然のエアコンルーム」のようだ。

恩施では、避暑に出かける目的地は枚挙にいとまがない。恩施大峡谷や秘境巴東、騰龍洞がある利川、花畑の中にある恩施緑野仙蹤国際硒養度リゾート観光区など、山水の中に思う存分身を浸せば、酷暑の夏はどこかに吹き飛んでしまう。

〇西寧

青海省の青蔵高原(チベット高原)野生動物園にある西寧パンダ館が正式に一般開放された(資料写真)

人々は、「夏に西寧に行くのなら、ニットのセーターを忘れないこと」と冗談交じりに話す。というのも、青海省西寧市は、黄土高原と青蔵高原の交わる場所に位置し、四方を山に囲まれているため、西寧の冬はそれほど寒くなく、夏も酷暑とは無縁で、夏の平均気温は23度。

西寧への避暑旅行の5大スタイルは、「西部西行マイカー旅行」、「美しい田園郷村旅行」、「緑水青山生態旅行」、「幸福の西寧都市旅行」、「シルクロード贅沢旅行」だ。観光客は、それぞれの好みに応じて旅行スタイルを自由に選ぶことができる。また、西寧には、西納川レジャー農業や日月山歴史文化、景陽現代施設農業などの郷村観光モデル地帯があり、観光客は、涼しい中、生態の美しさや非常に特色ある西寧文化を体験することができる。西寧は、数年前から、一連のフェスティバルイベントを開催している。たとえば、ローカル色豊かな青海軽食・西寧グルメフェスティバル、シルクロード国際音楽祭など特色ある祝祭日に催されるこれらのイベントは、いずれも興味深く、西寧の知名度と影響力を高める役割を果たしている。(編集KM)

「人民網日本語版」2019年7月10日

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