上海で「時間銀行」が試験運営 「若手」高齢者がスマホでケアニーズを「受注」 (2)

人民網日本語版 2019年08月28日15:16

現在のところ、「時間銀行」登録会員は730人で、累計で843枚の時間コインが発行された。サービスとの交換では、サービスを提供した若年高齢者はサービス提供から1年後または提供したサービスの合計時間が100時間になった後、本人にサービスを受けたいというニーズがある時に交換でき、「時間銀行」試験運営対象になっているサービス項目を受けられる。

新モデルで公益サービスにさらなる原動力を

「時間銀行」ミニプログラムでの「受注」は、約束した時間に、約束した場所で、約束したサービスをニーズのある人に提供し、しかもミニプログラムにサービス時間が記録されるこの方式は、もともと高齢者ケアサービスのボランティアをしていた若年高齢者にとっては一種の名誉であり、新たな原動力にもなる。

一種の互助式高齢者ケアの新モデルである「時間銀行」の目的は、高齢者ケアサービスの持続可能なシステムを作り、高齢者ケアサービスに対する社会の参加度を高めることだ。虹口区民政局の関連責任者は、「試験運営が順調に進むことを保障するため、『時間銀行』はサービス提供者とサービス提供を受ける人を対象にした傷害保険に加入している。将来は、『時間銀行』を虹口区全体に広げていきたい」としている。(編集AK)

「人民網日本語版」2019年8月28日

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