▽リサイクル経済の中国での発展
「フリーマーケット」という概念は以前からリサイクル取引の代名詞だった。中国の一部地域にもこうした市場があり、コミュニティ活動としての「フリーマーケット」や、大学都市、キャンパスなどで卒業シーズンに行われる「フリーマーケット」もある。
中国にはリサイクル経済がないのではなく、システムがまだ構築されていないだけだ。
現在、中国の多くのユーザーがリサイクル取引で阿里巴巴(アリババ)傘下のアプリケーション・閑魚を利用する。閑魚のキャッチフレーズは、「使っていないものを活用しよう」だ。アリババがリサイクル取引市場に進出し、目下盛んな持続可能な発展の理念と結びつけてのよい選択だったといえる。今や重点的に進められているゴミ分別は、持続可能な発展の理念を重視する中での大きな動きに他ならない。現在の状況を眺めると、閑魚がこれからしばらく順調な発展を遂げることはほぼ間違いないだろう。(編集KS)
「人民網日本語版」2019年8月29日