「2019年測絵法PRデー&国家版図意識啓発ウィーク」メイン会場イベントが29日午前、四川省成都市で開催された。今年のイベントのテーマは、「地図の規範化使用、『一点』のミスも許さない」。自然資源部(省)は、イベント会場において、「2019年度版標準地図」を発表した。新華社が伝えた。
主催側は、「国家版図は、国家の主権に対する意思ならびに国際社会における政治・外交上の立場を反映するものであり、国旗・国章・国歌と同様、国家の象徴である。国家版図に対する意識啓発教育を強化することは、愛国主義教育の重要な一環であり、測絵法においても明確に定められている」と紹介した。
2019度版標準地図は、計269枚で構成されており、その内訳は、中国地図209枚、世界地図51枚、テーマ地図9枚。また、地図のカスタマイズ作成に必要なセルフ基本地図3枚(中国地図2枚と世界地図1枚)が、ユーザーに提供されている。ユーザーは、自然資源部公式サイト、自然資源部宣伝教育センター、地図技術審査センター公式サイト、騰訊(テンセント)地図ウェブサイトから、無料でダウンロード・閲覧できる。
各種地図の使用量が増加するにともない、国家主権と領土保全に危害を及ぼし、国家の安全と利益に危害を及ぼし得る「問題地図」が存在し続けている。自然資源部は、関連部門と連携して、地図の監督管理と日常的なパトロール作業をいっそう強化し、世界500強企業の公式サイト、大型会議・コンベンションに使用される地図および新聞報道・ウェブサイト・新聞雑誌・映画テレビドラマなどに使用されている「問題地図」に対して綿密な調査を進め、数十社の企業・ウェブサイト上で認められた「問題地図」に対し、整備・改善を促している。(編集KM)
「人民網日本語版」2019年8月30日