近年、中国の総合的な国家競争力と国際的な地位の向上に伴い、現代の若者が国家の発展の流れを認め、中国人としての誇りや満足度をますます高まらせている。
11月中旬、中国青年報社は「ボランティア中国」と共青団中央公式ウェイボーと共に、「改革開放40周年」を記念した大規模な若者を対象とした調査を実施した。中国が「良い方向へ進んでいる」と答えた若者は92.9%で、20年前と比べて3ポイント増だった。
国に対する満足度は国の政治構造や文化価値に対しての主観的な認識であり、国への帰属感及び国と栄辱を共にするという感情の表れでもある。調査では、中国社会科学院社会学研究所の2013年「中国社会状況総合調査」の中の国家満足度アセスメントが使用されている。同アセスメントは5つの内容から構成されている。
具体的には、「国家が成し遂げた成果をよく誇りに思っている」と答えた若者が96.1%も占めており、「来世があるならまた中国人に生まれたい」と答えた若者が93.5%、「中国で何が起きたとしても、たとえ中国から離れるチャンスがあるとしても、中国に留まる」と答えた若者が88.6%、「他人が中国人を批判するとき自分のことを批判されているように感じる」と答えた若者が82.8%、また、60.1%の若者が「現在中国が抱えている一部の問題に対し、恥ずかしさを覚える」と答えた。
これに基づき、上述された5つの答えのポイントを加えてその平均値を取った結果、「国家満足度」のポイントは10点満点で8.84点となり、より直観的に若者の国への高い満足度を示している。
「1978年からの中国社会の発展の方向性をどう思うか?」という質問に対し、回答者の92.9%が「よい方向へ進んでいる」と回答。「良くも悪くもない」と答えた回答者が2.4%、また、4.1%の回答者が「良いときと悪いときがある」と回答、「悪い方向へ進んでいる」と答えた回答者はわずか0.6%だった。
20年前、同じ質問に対する回答は、「よい方向へ進んでいる」と答えた回答者が89.9%、「良くも悪くもない」と答えた回答者が1.6%、「良いときと悪いときがある」と答えた回答者が7.4%、「悪い方向へ進んでいる」と答えた回答者が1.2%だった。
20年ぶり2回目の調査結果から、現在の若者が国家の発展の方向性、総合競争力及び国際的な地位の向上に対し、より自信を抱いており、より楽観的で、国への帰属感と満足度がより高まっていることが明らかになった。(編集HQ)
「人民網日本語版」2018年12月12日
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