条例改正案の抗議活動発生から香港警察が計1117人を逮捕 (2)

9月2日、香港警察による定例記者会見で、デモ隊が使用したガソリン瓶を展示する警務処の麦展豪助理処長（撮影・秦晴）。

「9月1日、デモ隊は空港の交通秩序を甚だしく混乱させた。香港地下鉄駅で破壊行動を行い、禁止令に背き、裁判所を軽視するような行動に出た。この2日間で、90ヶ所以上ある香港地下鉄駅の三分の１が、程度の差はあるが破壊され、一部の列車運行に支障が生じている。ネット上では、警官の家族を恐喝するような内容の投稿がみられたため、警察はこれについて、厳しい態度で臨み、法律に基づいて対応していく予定だ」。

「大規模な事件が起こるたびに、ネット上や一部メディアでは、実証されていない情報が広く流布されている。これには、一部の悪意に満ち、中傷するような偽りの情報や事実にそぐわない批判が含まれており、警察はこのような無責任な態度を厳しく非難する。このようなニセの情報を流布する目的は、警察による法律執行行動に対して悪意を持って誹謗することであり、暴力分子の違法行為をカモフラージュするためといえる」。

「香港は、今まさに正義を脅かす社会的な大災難を経験している。道路封鎖や放火、公共施設の破壊、ガソリン弾投てきといったやりたい放題の暴力行為はいかなる文明社会でも断じて受け入れられるものではなく、制御不能となった暴力行為は香港の法治を破壊するだけでなく、香港を再起不能にさせてしまう恐れすらある。香港の全ての人が暴力行為の被害者であると言える」。

香港警察は、「市民は、暴力に『ノー』と言わなければならない」と呼びかけ、「これらの暴力行為を合理化したり、受け入れることは、暴力を認め、暴力を支持することになりかねない。暴力分子による限度無き暴力・デモ行為は香港の安定と繁栄を犠牲にするだけで、すべての人々を犠牲者にしてしまう結果となる。我々警察は引き続き、他の法律執行部門と協力し、香港地区に正しい秩序を取り戻すため、職責を全うしていく」とした。（編集KM）

「人民網日本語版」2019年9月3日