ベナンの「全国学校食堂計画」はベナン政府と中国、国連世界食糧計画(WFP)が共同で実施するプロジェクトで、生徒たちの飢餓による中途退学をなくすことを目的としている。計画が実施されてから2年間近くが経過し、現在ではベナン全国の51%以上の小中学生をカバーしている。ベナン最大の都市で事実上の首都であるコトヌーの郊外にあるトヨヨメ小学校では、生徒たちが毎日中国から援助された米で作った給食を食べることができる。給食が出るようになったため、2018年以降、同校では生徒数が増え続け、現在では389人に達した。生徒の卒業試験合格率も上がり続け、今年は82%に達したという。トヨヨメ小学校4年のジュリオさんは、「中国のお米のおかげで、お腹を空かせて授業を受けなくてもよくなった。みんな学校に来ればおいしいお米で作った給食が食べられることを知っているので、学校に通いたいと思うようになった。中国の援助に感謝しています。しっかり勉強して、大きくなったら中国に行ってみたい」とした。 新華網が伝えた。(編集AK)
「人民網日本語版」2019年10月21日