広深港高速鉄道開通1周年 大湾区の「1時間生活圈」を実現 (3)

人民網日本語版 2019年11月15日16:54

高速鉄道でツアー旅行が人気

西九龍出入境検査所の統計によると、2018年の「国慶節(建国記念日、10月1日)に合わせた大型連休中、西九龍駅から通関した団体の旅客は約延べ10万人だった。今年3月27日、西九龍駅の通関地が開通し、186日目に通関者が1000万人に達し、同通関地は年間利用者「1000万人」レベルの通関地に仲間入りした。

香港地区の旅行業界関係者は、「広深港高速鉄道が開通してからの1年間、高速鉄道に乗って広東省の潮州、汕頭に行くグルメツアー旅行が香港地区で人気。以前は1週間に団体1組だったのが、今は1日に10組になっている」と説明する。

香港中国旅行社の楊世■副総経理(■は品の口が金) は、「広深港高速鉄道が開通し、香港地区から中国大陸部に向かうツアー旅行が人気になっている。2018年同期比で10‐20%増になっている。近い所なら、潮汕や広州南で乗り換えて長隆へ、遠い所なら貴州や厦門へ行くというのも人気になっている」と説明する。

香港東瀛游旅行社の禤国全執行董事は、「3-4日間の高速鉄道ツアー旅行が最も人気。特に潮汕に行くツアーが大人気になっている。以前は、長距離バスに乗って5-6時間移動しなければならなかったが、今は直行で2時間半ほどで到着する。以前は1週間にツアー1組だったが、高速鉄道が開通してからは、オンシーズンで最高1日10組が利用した」と説明する。また、1泊2日、または日帰りの広州旅行、深セン旅行が400香港ドル(1香港ドルは約13.87円)で、大人気だという。

禤執行董事によると、高速鉄道が開通して一周年を迎え、香港鉄道MTRは期間限定で観光業界向けに割引キャンペーンを打ち出す計画なので、さらに手ごろな価格の高速鉄道ツアー旅行の販売が間もなく始まるという。(編集KN)

「人民網日本語版」2019年11月15日

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