中国工程院院士で、中国農業科学院副院長の王漢中氏が率いる科学研究チームがこのほど世界初の「セレン高効率」野菜、ハイブリッドアブラナの新種「セレン滋円1号」を開発した。セレン富化野菜市場が新たな時代を迎えた。工人日報が伝えた。
セレンは人の体重の10万分の1弱しか占めないが、健康維持のため必要な元素だ。セレン富化野菜と穀物は、人類がセレンを摂取する安全かつ効果的な手段だ。世界で現在進められているセレン富化野菜・穀物は、セレン富化地域の土壌で栽培されているか、栽培中に人工的にセレンが添加されている。だが中国のセレン富化土地は耕作地の3.5%前後しかないうえに、セレンを添加すれば環境に悪影響を及ぼし、二次汚染を生みやすい。
セレンを添加せず、一般的な土地でセレン富化野菜を生産するにはどうするべきか。王氏のチームは100点以上のアブラナ試料、9種の一般的な野菜の全栄養素を比較したところ、アブラナがセレン元素を集める特殊な機能を持つことを発見した。そのセレン含有量はその他の野菜を大幅に上回った。野菜のセレン含有量が0.01〜0.1mg/kgの場合はセレン富化野菜とされる。セレンを添加しないセレン富化土壌で育ったアブラナの含有量は0.009〜0.074mg/kgだった。これはアブラナのセレン含有量に大きな改良の余地があることを意味する。
全国各地の土壌で行われた実地の栽培鑑定に基づき、王氏のチームは開発した優秀な種資源を用い、ハイブリッド、小胞子培養、分子マーキング補助選択などの現代の育種手段を利用し、世界初のセレン高効率野菜ハイブリッド種「セレン滋円1号」を育成した。「セレン滋円1号」には極めて高いセレン蓄積能力があり、全国のセレン富化ではない土壌で栽培された「セレン滋円1号」のセレン含有量は0.01〜0.07mg/kgとなっている。(編集YF)
「人民網日本語版」2019年12月9日
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