根こぶ病に強い白菜や大根の新品種の育成は、世界的な難問だ。重慶市武隆仙女山高山野菜基地で、中国農業科学院野菜花卉研究所が開いた「重慶武隆アブラナ科野菜根こぶ病鑑定交流会」において、CR49とCR52が米国の「先甘809」、日本の「龍井275」などの優良耐根こぶ病品種に匹敵する中国の組み合わせとして、全国アブラナ科野菜育種専門家から評価・注目された。そして、高山野菜産業の発展の障害物を取り除いた。科技日報が伝えた。
アブラナ科野菜のがんと呼ばれている根こぶ病は、野菜の大面積の凶作をもたらし、汚染された土地で栽培を再開するためには10年以上待たなければならない。重慶市のキャベツや白菜、大根などのアブラナ科野菜の根こぶ病発生面積はすでに1万万3300ヘクタール以上に達し、急速に拡大中だ。高山野菜産業の発展を妨げる障害物及び農家の貧困化の導火線になっている。
この難問の解消は、山東省と重慶市の科学技術による貧困者支援活動の重点任務の一つになっている。山東省と重慶市の科学技術当局が協力し、山東省農業科学院野菜花卉研究所と重慶市農業科学院野菜花卉研究所を通じ、科学技術協力と共同の研究開発を展開した。双方の共同の努力により、今年は中国内に先駆け重慶武隆根こぶ病菌(根こぶ菌4号)に強いCR49、CR52という2つのキャベツの新たな組み合わせ、重慶武隆根こぶ病菌及び根腐れ病に強いNPCR13、NPCR14、NPCR30という3大白菜の新たな組み合わせ、重慶武隆根こぶ病菌に強いSDLB1、SDLB3という2大の大根の新新たな組み合わせを育成した。(編集YF)
「人民網日本語版」2019年10月18日