古代の名医・華佗のピローにマッサージ機能付き携帯ケース

中医薬関連文化クリエイティブ商品が話題に

人民網日本語版 2019年12月06日16:57

北京市鼓楼中医医院はこのほど、一連の文化クリエイティブ商品を打ち出した。実用的な機能だけでなく、芸術性も兼ね備え、中医薬文化の伝承・普及を担う文化クリエイティブ商品が世の中に出るやいなや、たちまち多くの人々から注目を集めている。現在、市内にある多くの中医薬医療機関は、文化クリエイティブ商品の開発に力を入れ始めており、これらの商品を通じて、中医薬文化がより良く広まることを期待している。北京晩報が伝えた。

〇「大ヒット商品」となった中医薬文化クリエイティブ商品

北京市鼓楼中医医院の文化クリエイティブ商品は売り出されると同時にたちまち「大ヒット商品」となった。市内に住む芳芳さんは、白い髭を生やし、青い服を着た後漢期の名医「華佗」を模したネックピローを「カワイイ」と気に入り、159元(約2500円)で購入したという。

北京鼓楼中医医院の耿嘉瑋・院長は、「華佗は誰もが知っている名医で、医療技術に長けた医師のことを人々は『華佗の再来』と言うほど。華佗が後世に残した影響は計り知れないほど大きい。麻酔を発明しただけではなく、『五禽戯(体操健康法のひとつ。導引法)』を発明したともいわれている」と説明した。同院の京城名医館には、「五禽戯」と印刷されたデザインのカップ、冷蔵庫に貼るマグネット、傘などが並べられていた。

北京鼓楼中医医院は、2016年から、デザイン会社とタイアップして、文化クリエイティブ商品の開発に取り組んできた。今年の国慶節連休中、共同開発された11種類の文化クリエイティブ商品の「試行販売」が、北京世園会で行われた。これらの中には、無邪気さと可愛らしさに溢れた華佗老人のU型ネックピローのほか、独特で精美な形のクルミの殻を使った眼鏡スタンド、古代に軍隊を動かす際に用いた虎型の割符をデザインした刮痧(かっさ)器具などがひときわ来場者の眼を引いた。耿院長は、「中医薬文化クリエイティブ商品は、文化普及の役割を備えているだけではなく、さらに重要な点は、一程度の健康器具としての機能を備えていることだ。当院が開発した商品のなかに、古代宮殿の門をかたどったスマホケースがある。背面のリングは、今の若者が好む本体落下を予防するために指にはめるリングだ。また、銅の色をした『門釘』に似た突起は、マッサージに使える。虎型割符刮痧器具も、美しさと健康器具としての機能が一体化した文化クリエイティブ商品であり、当院の代表的な商品となっており、『2019年最も満足した北京のギフト』に選ばれた」と紹介した。(編集KM)

「人民網日本語版」2019年12月6日

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