「家政サービス業の質向上・規模拡大を促進するための連合会議第1回全体会議」がこのほど開催され、家政サービス業に特化した育成訓練の数量および質は、今年に入り歩調を合わせて向上していることが報告された。今年、家政学部を新設した職業大学は72校に上り、四年制大学と中等職業専門学校の家政関連学部・コースの学生募集数は昨年より大幅に増え、さまざまなレベルでの家政教育人材育成システムがほぼ確立された。人民日報が報じた。
中国における家政サービス業は近年急成長を遂げ、2018年の家政サービス業経営規模は前年比27.9%増の5762億元(約9兆円)に達し、業界従事者総数は3千万人を上回るまでとなった。しかし、業界では、「有効供給が不足している」、「業界発展が規範化されていない」、「利用者の満足度が低い」といった問題がまだ存在している。
同会議では、2020年は、従業員雇用型の家政企業を成長させ、家政サービスのコミュニティ参入を推進することに力を入れる点が強調された。人材育成のレベルアップについては、条件を満たす学校に家政学部を増設し、学生募集数を増やす方針。また、延べ500万人の人材を育成するという目標を達成し、家政産学協同基地の建設を推し進め、規範となる家政産学協同型企業の育成に尽力していく。(編集KM)
「人民網日本語版」2019年12月23日