月面ローバー「玉兎2号」、月面での作業時間が世界最長に

人民網日本語版 2019年12月24日14:45

静かな月の裏にある月探査機「嫦娥4号」と月面ローバー「玉兎2号」は太陽光を再びうけて、13回目の月の昼を迎えた。中国国家航天局月探査・宇宙プロジェクトセンターによると、21日午前5時14分、嫦娥4号は光を浴びて「休眠モード」から自動的に「作業モード」に切り替わり、計画通り、線エネルギー付与の変化や総合粒子の放射線量、低周波電波の特徴などをめぐる効果的な調査を再開した。新華網が伝えた。

「玉兎2号」は20日午後6時43分に遠隔操作の電波を受信して「作業モード」に変わり、科学ペイロードが正常にスイッチオンし、月での探査を継続している。

数日前、「玉兎2号」は、旧ソ連が保持していた月面ローバーの月面での探査最長記録を49年ぶりに更新し、月面での運行時間が世界最長となった。旧ソ連が1970年に史上初めて月に送った月面ローバー「ルノホート1号」は、累計で321日間にわたって活動し、世界記録を保持していた。

現在、嫦娥4号と玉兎2号は安定して運行し、正常に作業を行っている。地上では3チームが、月面ローバーの操作と科学探査の指揮を担当している。(編集KN)

「人民網日本語版」2019年12月24日

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