「隔離経済」到来 新たなビジネスチャンスを迎える産業も (2)

人民網日本語版 2020年02月05日10:20

「オフラインのレッスンがなくなり、急いでオンラインクラスを申し込んだ」

「新型肺炎でオフラインの補習レッスンが予定通り実施できないと知ると、すぐに子どものためにオンラインクラスを申し込んだ」。北京に暮らし、小学校3年生の子どもをもつ王さんはこのように話した。

大まかな統計によると、最近は新東方在線、学而思、猿輔導など複数の補習レッスン提供機関が無料のオンラインカリキュラムを打ち出しており、K12(幼稚園から高校まで)、就学前、職業訓練などさまざまな内容のものがある。一部のプラットフォームは無料のオンライン教育資源を統合し、快手アプリなどは「クラスはお休みでも勉強は休まない」コーナーを開設し、無料でレッスンのライブ中継や録画を提供する。

英孚教育の関係職員は、「当社は新型肺炎の流行期間に一般向けに無料オンラインカリキュラムを提供するほか、企業向けに1ヶ月間のビジネス英語カリキュラムも提供するつもりだ。現在、ユーザーは公式サイトを通じて無料カリキュラムの受講を申請することができ、当社はサーバーのバージョンアップを急いでおり、学ぶ意欲のある人にできるだけ多く応えるべくオンライン学習を提供していく」と説明した。

業界関係者は、「今回のオンラインレッスンを準備できる大手機関による無料カリキュラムの提供は、オンライン学習の浸透率向上に重大なブレークスルーをもたらす可能性がある」と分析した。

国盛証券は研究報告書の中で、「教育部(省)が出した通知では、各学校に対し春節(旧正月、今年は1月25日)連休後の授業再開を適宜遅らせるよう求めており、一部のリーディングカンパニーはオンラインカリキュラムを通じてオフラインのフローを迅速に受け入れ、オフラインカリキュラムの一時的な停止による影響を軽減し、より高いリスク対抗力を備えることが可能になる。同時に、オンライン授業が各省・自治区・直轄市で推進されていくにつれ、オンライン教育も急速に仲間入りを果たすことが予想される」とした。中国国際金融股フン有限公司(フンはにんべんに分)のアナリストも、「教育主管当局はオフラインカリキュラムのオンライン化の推進に力を入れており、今後はオフラインレッスンの柔軟性と安全性がより広く認知されるようになるだろう」との見方を示した。

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