このほど、路線バスにおける13人の集団感染を例とした、密閉空間におけるエアロゾル感染の可能性に関する研究が行われた。新華網アプリが伝えた。
研究によると、新型コロナウイルスは感染力が強く、エアコンを使用する密閉された車内での感染距離は最長4.5メートルに及ぶ。ウイルスは少なくとも30分内に空気中を漂い、感染・発症を引き起こす。
この「公共交通機関内におけるエアロゾルを媒介とする新型コロナウイルスによる肺炎の集団感染に関する疫学調査」と題した研究は、中華予防医学会が出版する「実用予防医学」によって5日初公開された。
研究によると、今回の集団感染は新型コロナウイルスの感染方法について2つの重要な点を示した。
まず、エアコンを使用する密閉された車内で、ウイルス感染距離は従来の飛沫感染の距離(通常は1メートル)を上回る可能性がある。今回の調査で感染者Aが乗ったのは全密閉エアコンバスで、最も遠い感染者(感染者G)との間の距離は約4.5メートルだった。
「完全に密閉された空間内における空気の流動を促すのは、主にエアコンの熱風だ。温かい空気が上昇し、ウイルスを含む飛沫粒子をより遠くに届け、通常の認識の1メートルをはるかに上回ったことが考えられる」。同研究によると、今回の長距離感染は新型コロナウイルスが密閉環境内でエアロゾル感染の可能性を持つことを示した。またエアコンの影響を受ける密閉空間において、新型コロナウイルスの感染距離は通常認識される1−2メートルを上回る。
次に、ウイルスの車内の生存期間が30分以上で、そして人の発症を引き起こす数に達する。例えば感染者Aが乗っていたバスがB地点で30分停車した後に、ある乗客(感染者J)が同バスに乗りA地点に戻る過程で感染・発症した。
研究によると、今回の集団感染は公衆、特に公共交通機関を利用する乗客個人への防護に関する注意を促した。
感染症の流行中、外出する場合には防護物資の準備を整え、滞在期間や外出先の衛生施設の状況などに基づき、一定量の医療用マスクや水のいらない消毒剤などを準備する必要がある。比較的密閉された公共交通機関(地下鉄、車、航空機など)を利用する際には常にマスクをしっかりつけるとともに、公共エリアの手による接触を極力減らし、手を洗う前に顔に触れるのを避ける。
空気の流通を極力維持し、適度に車の窓を(運転席の窓も)開く。密閉されたエアコンを使う車内などでは、外から取り込む空気の送風量を最大にし、換気の回数を増やす。一般的には、車内の一日当たりの清掃・消毒回数を1−2回とする。特に終点に到着し乗客が降りた後に、車内の清掃・消毒を1度行うことに注意する。(編集YF)
「人民網日本語版」2020年3月9日
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