最近、「家にこもる」生活を送る人が多くなり、「おうち経済」に関わる産業の急速な発展が間接的に後押しされ、家電業界もその中の一つだ。空気殺菌装置、食洗機、万能調理鍋などの家電製品の売り上げが目に見えて増加している。人民日報海外版が伝えた。
白菜、大根、エノキをよく洗い、ECプラットフォームで購入した牛肉スライスと魚豆腐を出しておく、万能調理鍋に真空パックの火鍋スープの素を入れ、水をいっぱいまで入れ、沸騰したら材料を順番に入れていくと、とてもおいしい自家製の火鍋が出来上がる。
火鍋をこよなく愛する李斯瑩さんは、新型コロナウイルスによる肺炎が発生すると、店に行けなくなり、家で自分で作るしかなくなった。そこでインターネットで話題の万能調理鍋を購入した。火鍋も作れるし、焼肉も茶碗蒸しもできる。
李さんのように、家にいて「中華料理のリトルシェフ」に変身した人がたくさんおり、そこから派生して新感覚のキッチン小型家電の人気に火がついた。
調査によると、淘宝(タオバオ)プラットフォームでは、ノンフライヤー(エアフライヤー)の1ヶ月間の売上が3万3千台を数え、ミキサーは2万台以上で、万能調理鍋は1万台を超えた。京東家電のデータでは、2月末時点で電気調理鍋の取引金額が前年同期比140%増加した。
人気に火が付いたのはキッチン家電だけではなく、衛生・消毒用の家電も感染症の流行中に売上高が急速に増加したジャンルの1つだ。蘇寧のデータでは、消毒キャビネットの売り上げが205%増加、食洗機の検索件数が283%増加、壁掛け式空気清浄機・空気清浄システムの売り上げが304%増加した。
このほか、家庭用トレーニング類家電も消費者に歓迎されている。上海に住む孫さんは、「これまでは家にランニングマシーンを置くなんて場所も取るしうるさいと思っていたけれど、先月にネットで見て、今は折りたたみ式で音の静かな家庭用製品もあることがわかった。価格も手ごろだったので、すぐに購入した」と話す。
健康類家電もよく売れている。複数のECプラットフォームの情報によると、最近はアイマッサージャー、ネックマッサージャーなどの売り上げが急増中という。(編集KS)
「人民網日本語版」2020年3月18日
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