欧州で新型コロナウイルスによる肺炎の流行が徐々にコントロールを失い、現地ではマスク需要が大幅に増加している。阿里巴巴(アリババ)傘下の越境ECプラットフォームの全球速売通がまとめたデータによると、この半月の間に、イタリア、スペイン、フランスなど感染状況が深刻な地域では、マスクの商品ページビュー(UV)、流通取引総額(GMV)、注文数がいずれも爆発的に増加した。欧州で感染状況が最も深刻なイタリアから中国へのマスク注文量は40倍近く増加した。環球網が伝えた。
データによると、イタリアではマスクのUVが1227%増加し、GMVは9907%増加し、注文数は3959%増加して最多だった。次に多いのはスペインで、マスクのUVは277%増加、GMVは964%増加、注文数は791%増加した。
欧州市場では、フランスとドイツの感染状況にも注目が集まる。過去半月間に、フランスのマスクのUVは139%増加、GMVは469%増加、注文数は303%増加した。ドイツはUVが35%増加、GMVが614%増加、注文数はが93%増加した。
現在、イタリアでは新型肺炎の感染者が2万7980人、死者が2158人となっている。スペインは感染者が9191人、死者が累計309人に増えた。(編集KS)
「人民網日本語版」2020年3月17日